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豊洲市場安全対策、本当にお墨付きか?

平田座長の今回の提言は、大きく言って3つあります。1つ目は有害物質が気化した対策として換気する事、2つ目は、気化した有害物質が地上に上がらないように地下空間の底面に特殊なシートをはる、3つ目は地下水管理システムの強化です。

1つ目に対する疑問は換気する事によって、地下空間の気圧が高まりかえって有害物質があがってくるのではないか?一級建築士の水谷さんの質問でしたが、その可能性もありうるという曖昧な答えしか聞けませんでした。

2つ目として、特殊なシートの実績を東京都がちゃんと把握していない事、これはアメリカで開発されたらしいですが、実際に使われて実績をあげているのがスターバックスの店舗など面積において市場とは大きくかけ離れています。そして何よりも問題なのが、このシートの実物を誰も見たことがない事です。大事な会議の有力な案とするには、自分達で証拠を積み上げる努力が必要なはずです。

3つ目は、地下水管理システムの強化ですが、これは現在においてうまく稼働していない、という事です。これはポンプを強い物にすれば上手く行くかもしれないという仮説です。安全のお墨付きを出す前に、本当に上手く稼働するのか検証してから案に入れて欲しいです。それが科学的と言うことではないでしょうか?

平田座長によれば、地下水対策は市場があるかぎり永遠に続くそうです。今回の追加対策の費用は60から120億円となっていますが、地下水対策を永遠に続けるとしたら費用はさらに膨れ上がるでしょう。この費用は当然、市場で働く人の負担になります。

社会が複雑化して、専門分野がそれぞれ深まっていくと、とんちんかんな事がまかり通ってしまいます。専門家の論理に先立つのは、一般常識や良識です。一般常識や良識を忘れずに物事の判断をしていきたいです。

 

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  • Author:tsukiji-okami