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市場と物流センターの違い

築地市場シンポジウムにおいて、市場と物流センターの違いの説明がありました。それは、商品の売り買いの流れの中に仲卸しが関わるかどうかが最大のポイントになります。築地市場のような、仲卸しが強い市場は世界でも珍しくなってきているそうです。フランスの中央市場はかつて、食のスペシャリスト(日本で言えば仲卸しにあたります)がいてフランスのレベルの高い食文化を支えていましたが、ランジス市に中央市場を移した時にかなりの数の方が辞めてしまったそうです。その結果、味覚のレベルが落ちてしまったそうです。中沢先生は、チーズが不味くなったとおっしゃってました。(笑)

商品を大量に売りさばくのが目的ならば、物流センターの方が優れているでしょう。特にフランスの場合は、EUがあるので食文化よりも売り上げの方に重点が置かれてしまったのでしょう。しかしそれを嘆いているフランス人も沢山います。外国人の方が、築地市場に観光に来られるのは、味覚のレベルの高さや日本人の食文化が守られているからだと思います。

日本でも、1990年代から新自由主義と規制緩和で伝統や文化の破壊が進んでしまいました。それでもめげずに、築地市場の仲卸しは生き残っています。これを時代遅れと言ってはいけません。(笑)温故知新の精神で行きましょう❗

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  • Author:tsukiji-okami