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昨日の築地市場シンポジウム、大盛況でした。

昨日のシンポジウムにおいて、実際に市場で働いている中澤誠さんに「天才的な築地市場」というテーマで語って頂きました。築地市場の特徴の一つが建値市場としての役割です。せり、というのは卸し会社に全国から集まった商品を仲卸しが値段を付けて競り合う制度です。これは、少しでも高く商品を売りたい生産者を卸し会社が代表して、少しでも商品を安く買いたい消費者を仲卸しが代表してせりをやる事によって妥当な商品の値段、つまり相場が決まって行くというシステムです。

1990年代の規制緩和、構造改革によってせりのシステムはかなり縮小してしまいました。元々、ちゃんと機能していたシステムを規制緩和の名の元に破壊してしまうのは、自分達で社会にテロを仕掛けている様な藻ものです。現在の世界では、拝金主義というか、一部の金持ちとその他貧乏人による

社会の分断化が言われていますが、元々機能していた社会のシステムを見つめ直す事で、可能性が出てくるのではないでしょうか?不況の改善のために、さらに規制緩和を進めるのは本末転倒の愚かな行為です。

築地学をやる事は、築地市場の中の一つの問題ではなく日本の現在の問題に繋がって行きます。ここから新たな可能性が見えてくるかもしれません。

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  • Author:tsukiji-okami