お知らせ

ベルリンの壁と共に崩壊したもの。

5月から令和が始まりました。新しい時代に、慶びも期待もありますが、平成の時代に失われてしまったものは何なのか?という事を考えていかないと平成の延長でズルズルと行ってしまうように思います。

平成が始まったのは、ベルリンの壁の崩壊と同じ1989年です。五木寛之先生によれば、壁の崩壊は抑圧からの解放という点では正解でしたが、その後のグローバリズムの拡大にともない、各国固有の価値観や、伝統、庶民の宗教観というものまで、崩壊してしまいました。

五木先生です。

「僕は学生時代、築地、月島、佃島、あの辺りに業界紙を配達するアルバイトをしていました。···配達員として町を歩きまわって実感したんですが、築地市場と築地本願寺は切っても切り離せないものではないか、ということです。築地は、生活基盤をなす市場であるとともに、魂の故郷ともいうべき土地ではないのか。···

市場は単なる経済の拠点ではなく、庶民たちの魂の拠り所である。また、そうでなければ成立しないのが市場ではないのか。···今は都市を経済面から動かそうとするばかりで、その根底にあるものを考えようとしない。····宗教や革命、人々の文化(や人々の生活)が(都市が成立した)根底にあることが忘れられているんじゃないか。」

  • Category:
  • Author:tsukiji-okami