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現在の閉塞感

9月11日に、豊洲市場で地盤沈下が見つかり、関係者の間で衝撃が走りました。東京都の説明では、補修を繰り返していけば数年後には修まってくるとのことでした。土壌汚染対策で現在でも汚染物質が観測されているのを考えれば、この説明を鵜呑みにはできませんが、仮に東京都が正しいとしても豊洲市場に対する不信感や嫌悪感は残ってしまうでしょう。

農林水産省の認可でも同じだと思いますが、個別の要素として問題を考えれば正しいかもしれません。しかし、全体としては間違っているのではないでしょうか。市場を動かすのがロボットやコンピューターならば、問題はありませんが、現実では人が動かします。どんなにいい部品を使っても、人の参加というのを想定しないといい車というのは作れません。市場でも動かすのは人です。人の人格的参加というのを考慮しないと、社会というものは成り立たないのではないでしょうか。

豊洲市場に対する、嫌悪感や不信感の問題の一つがこのことだと思います。自分の仕事のパートが文句がつかなければそれでいい、全体のことは知らない。全体の中の位置づけも興味ない。個別では正しい。この発想でやってしまうと全体としては歪なものができてしまいます。まずは、いい全体を創ろう。そう多くの人が想うことで現在の閉塞感を打ち破り、違う社会のあり方が見えてくるのではないでしょうか。

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  • Author:tsukiji-okami