お知らせ

明日9月10日、農水省に要請書を持っていきます。

東京都が農林水産省に提出した「豊洲移転に認可申請書」にかなり疑義がありますので、明日9月10日、農林水産省に行き、食料産業部会長に宛てに以下の要請書を提出します。


2018年9月10日
食料・農業・農村政策審議会
食料産業部会長 伊藤雅俊 殿
                     築地市場営業権組合 共同代表 村木智義
                                                                           宮原洋志
                                                                           山口タイ

                               築地・女将さん会
                                  会長 山口タイ


 要請書
 
                       
 私たち築地市場営業権組合は、本年6月主に築地市場の移転に反対する水産仲卸・関連事業者で結成した組合です。本日開催される食料・農業・農村政策審議会 食料産業部会において、私たちの職場である築地市場の移転について農林水産省より説明があるかと存じますが、東京都が農林水産省に提出した申請図書の内容には、かなりの疑義があります。農林水産大臣が移転を認可するに当たっては、是非とも慎重に行うよう貴部会より大臣に意見をして頂きたく参りました。

 卸売市場法では、中央卸売市場の移転(位置及び面積の変更)をする場合、農林水産大臣の認可を必要とします。認可にあたっては「中央卸売市場整備計画に適合するものであること」「その開設区域における生鮮食料品等の卸売の中核拠点として適切な場所に開設され、かつ、相当の規模を有するものであること」「業務規程に規定する事項が適切に定められていること」「事業計画が適切で、かつ、その遂行が確実と認められること」などが「基準」として定められております。

 さて、しかしながら移転を一ヶ月後に控えた本日時点で、例えば駐車場は全く足りず、朝日新聞(築地)の地下駐車場や有明の私設駐車場の使用を通勤駐車場として勧めている状況です。そこから豊洲までは「シャトルバス」を出すとしていますが、これもどのようなものだかハッキリしません。いま多くの事業者・労働者の通勤の足が確保できていないというのが現状となっております。築地市場の関係者ですらこの状況ですから、寿司店・料理店・鮮魚店で駐車場、交通アクセスの決まらない人がどのくらいあるか見当もつきません。豊洲市場は立地が悪く、立地の良い築地市場より「少し多い」程度の駐車場では足りるわけがありません。豊洲市場の施設は、明らかに必要な「規模」を有しておらず、現状では卸売市場法に違反と言わざるを得ません。

 また築地市場では「認可の申請」と同時に、これまで隠されていた「駐車場の料金」などが明らかとなり、現在、衝撃が走っております。
 この内容は先日都庁記者クラブで会見を行いましたが、ある寿司店の方は「現在築地市場で、小型車2台で、2万数千円の茶屋銭」が、「10万円を超える」と言われました。また別の輸送業者のかたは現在築地市場で「一ヶ月に70万円」の茶屋銭を支払っていますが、豊洲市場の見積もりが「約250万円」となっていて驚愕し、私たちのところに連絡をくれました。これまでの3倍~5倍の料金を一方的に通告せざるを得ないような「業務規程」や「事業計画」が「適切」であるはずがありません。これには沢山の方が怒っています。

 また、昨日の“しんぶん赤旗”でも記事となっておりましたが、私たちで認可の申請にかかる図書の開示請求をして取り寄せたところ、東京都が豊洲市場の事業計画をほとんど虚偽といっていいほど“粉飾”していることがわかりました。水産物の取り扱い数量が、たった6年後に「1.6倍」など、豊洲市場は絶対にあり得ない数字を下にして財政計画が作られているのです。
 さらに、土壌汚染についても『形質変更時要届出区域』として説明されておりますが、それは『拡散防止』がされていればであって、実際には各街区の遮水壁は設計図よりも低く施工されている箇所が判明しており、汚染地下水が流出する経路があります。このような場合、私たちの知識では『要措置区域』に変更されるべきであって、そうなれば『立入禁止』措置が相当ということになります。これについても、確認を要する状況です。

 以上、築地市場を豊洲に移転する計画は、到底「認可申請」などという状況ではありません。
 卸売市場法では農林水産大臣が中央卸売市場整備計画を策定、若しくは変更する場合、貴部会の意見を聞くことが義務付けられております。東京都中央卸売市場の開設者である小池都知事は、豊洲市場には問題が山積していることを知りながら、それらを放置したまま「認可の申請」を行いました。移転への賛否に関わらず、膨大な数の関係者が困惑しております。
 ぜひ、貴部会より農林水産大臣に、「認可」にあたっては、くれぐれも慎重に審査されるよう「意見」をお願い致す次第です。
 よろしくお願いいたします。
                                  以上


                     《築地市場営業権組合》      
                    東京都中央区築地2-14-14

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  • Author:tsukiji-okami