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翡翠(ひすい)の謎

縄文時代から5000年近く交易品として活躍した翡翠ですが、奈良時代初期(710年頃)から交易品として使用されなくなり、現代にいたるまで、日本の歴史から忽然と姿を消します。

翡翠を再発見したのは、「春よこい」の童謡の作詞家で文学者でもあった、地元糸魚川市在住の相馬御風(そうまぎょふう)です。

相馬御風は、万葉集のある歌に注目します。

「沼名河(ぬなかわ)の底に沈んでいる玉、高価な品物と交換しても求めたい玉、川底を這いずりまわっても探し求めたい玉。」

玉とは翡翠、翡翠が沈んでいる沼名河とは、神話の時代この地方を治めていた奴奈河姫(ぬなかわひめ)の名前に由来しているのではないか、この相馬御風の予想は的中します。昭和13年に糸魚川市の小滝川から翡翠が発見され、昭和31年には国の天然記念物に指定され、現在は糸魚川市の保護区域では採取が禁止されています。

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  • Author:tsukiji-okami