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なぜ、卸売市場法はできたのか。

卸売市場法の廃止をのぞむ人達が、よく言うのが、大正時代に米騒動が起きて食糧が市場に出回らなくなり、食糧の安定供給のために卸売市場法が出来た。しかし今の時代、ものが余っていて、食糧難などは時代おくれで、卸売市場法は時代にあっていない。だから廃止すべきだ。というものです。

しかし、この考えは間違いで、米騒動がおきた時、国がしたことは公設市場をつくることでした。この公設市場は、できるだけ安く食糧を国民に配給するため、卸と仲卸を通さないで、いわゆる中抜き(なかぬき)をしない市場でした。しかし、安定した供給はできず、充分な機能を発揮できなかったため、公設市場は廃止され、卸売市場ができ、卸売市場法もこの時できました。

この経緯を見ると、大手スーパーの言う仲卸を通さなければ安く食糧を提供できるという主張も、本当にできるのか、充分な検討と研究が必要だと思います。今、求められているのは、卸売市場法の正当な評価です。

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  • Author:tsukiji-okami