お知らせ

卸売市場法改定は、完全競争原則廃止に繋がる。

東北地区、水産物卸組合連合会からのお知らせです。

現行の卸売市場制度は、どのように骨抜きにされるのか。

卸売市場法改定では、「完全競争原則」(誰に対しても、価格決定権や価格操作する権限はもたせず、真に需給と供給の関係だけで価格決定をすること)という、卸売市場制度の「生命線」というべき緒規制を完全に撤廃しています。

政府案の文面には、めざそうとしている今後の卸売流通の、その不公平さをごまかすかのように、あちらこちらに「公正」の文字をちりばめています。

卸売市場流通において使われる「公正」の意味は、市場外の企業活動において問題にされる「公正」とは違います。卸売市場における「公正」とそれ以外の商取引における「公正」は、何が違うのでしょうか。

それを象徴しているのが、卸売市場内における卸売会社が、販売できる相手を制限していることです。

つまり、「この人たち以外には売ってはならない」ときめています。

市場以外の一般の商売、取引には、こんなとんでもない制限はありません。

卸売市場では、卸売会社が販売できる相手は、原則、仲卸業者と買参人と決められています。それらの人以外に売ることを第三者販売と言い、それを禁止しているわけです。

その理由は、「完全競争=需給と供給の突き合わせだけで、価格と販売先を決める」という取引原則を採っているからです。これは基本的には、証券取引所の取引規制の仕組みに似ています。

これは、価格形成や商品取引において、いかなる人為的な思惑の入り込む余地も価格の操作も、そして取引相手を差別・選別する行為も、一切、許さないという考え方に立った原則を採用していることによります。

 

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  • Author:tsukiji-okami