お知らせ

豊洲市場の液状化

東京都江東区在住の技術士の方から、東京新聞に寄せられた投書です。

「東日本大震災から7年、東京都の豊洲市場予定地周辺はあの日、地盤が液状化し大変な状況だったことを忘れないでほしい。高い確率で予想される直下型地震で液状化すれば超危険だ。液状化で地下の危険な廃棄物が噴出、周辺地域が汚染物でいっぱいになるだけでなく、電柱地中化の電線が断線し電気に依存した市場の機能が崩壊、食の安全を守れなくなる。

3.11地震の液状化で、地下に埋められた環境基準の一万倍超の高濃度ベンゼン等、汚染物質が噴出した。元は東京ガスのガス製造工場で、1950年代から20年間石炭を燃焼し一日に200万立方メートルのガスを製造、その過程で排出されたベンゼンや貴金属等を工場内の地下に放棄していた。東京ガスは危険物質対策として汚染土壌を掘削除去、新しい土で表土を置き換え汚染対策は完了と考えた。しかし2007年の都の再調査で浄化されていないことが発覚、追加対策が必要とされる中で、震度5強で液状化が起き問題になった。

その後、都は汚染土壌対策として、生ものを扱う建屋の下を空洞化し、万一の地震時には一時的にそこに地下水と汚染土を抑え込み、電気に依存した水質改善システムを使って、化学的処理を行って清浄化しようと対策している。しかし、液状化で電線が断線すればその対策は崩壊する。その対策は崩壊する。その対策システムは、メンテナンス費用も長年にわたりかかるものだ。

震災時の液状化で地下の危険物質の噴出による周辺汚染と、地中化電線断線による電気システムの崩壊が予想されるガス工場跡地。都民の魚市場の移転は、都民の生命にあまりにも危険すぎる。」

  • Category:
  • Author:tsukiji-okami