お知らせ

2018年1月26日の週間金曜日、前編です。

東京都が、築地市場を有害物質で汚染された豊洲市場に移転させると決めたことに反対し、築地現在地再整備を求める「築地女将さん会」の山口タイ会長らは、1月18日、仲卸業者の東京魚市場卸協同組合が築地市場内で開いた「豊洲市場に関する組合員説明会」に出席、都と同組合でつくる新市場建設協議会が、昨年12月20日に豊洲への移転を18年10月11日に決めたことなどに対して質問しようとした。だが、早山豊同組合理事長らは「築地での再整備という選択肢はありません」と打ち切り、代理人として宇都宮健児弁護士も同席を求めたが、「組合員対象の会だから」と断られた。

「女将さん会」は、昨年末に移転の是非について全組合員投票を求める請願署名を仲卸538事業者中277事業者から集め東卸組合に出した。

山口会長は「過半数を超える署名が集まったんだから、全組合員投票をするのは当然です」と話す。

この署名の扱いをどうするのか、筆者は昨年12月20日の新市場建設協議会後に開かれた記者会見で早山理事長に聞いた。理事長は、「昨年6月に小池百合子都知事が豊洲を中央卸売市場とするという方針を示し、築地を再整備するという選択肢はなくなったので、アンケート(全組合員投票)はできません」と答えた。

東卸組合は、1998年11月に全組合員を対象に意向調査(全組合員投票)をやっている。その結果、築地再整備495票、豊洲移転376票だった。そして、翌12月に臨時総代会(出席124人)に「現在地再整備」が上程され、採決した結果、現在地再整備賛成61、反対57で、原案通り現在地再整備が可決承認され、「機関決定」された。

ただし、この時点では豊洲の土壌汚染はまだ明らかにされていない。その後、深刻な汚染が発覚、組合員が再三全組合員投票を求めたが、行われておらず、「1999年の機関決定はまだ生きている」というのが「女将さん会」の主張だ。

ルポライターの永尾俊彦さん、ありがとうございました。

 

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  • Author:tsukiji-okami