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エマニュエル·トッド氏の語るヨーロッパの現在

エマニュエル·トッド氏によれば、現在のヨーロッパは、痙攣を起こしている状態だそうです。英国がEUから逃げ出し、カタルーニャもユーロ圏の一地方でしかなくなったスペインから逃げ出そうとしています。つまり、EUへの反抗が拡がっている状態です。

「諸悪の根源は、通貨ユーロです。現在のヨーロッパの問題は、すべてユーロに起因しているといっても過言ではない。ユーロ圏には、産業の強い国もあれば、弱い国もあります。ユーロ導入以前には、弱い国は、自国通貨の価値を下げることで競争力を得て、生き延びることができました。しかし、ユーロ導入によって、それが不可能になってしまいました。

ユーロ圏で産業力が強いのは、ドイツです。ユーロ導入によって、そのドイツが、フランス、イタリア、スペインの産業を破壊しました。その結果起きたのは、ドイツ以外の各国の産業破壊と失業率上昇です。

ヨーロッパの各国政府が、どんな犠牲を払ってでもユーロの安定を維持しようとした結果、ヨーロッパ経済はマヒ状態に陥りました。自国の産業や雇用を犠牲にしてまで単一通貨を優先するという愚かな政策を取り続けているからです。」

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  • Author:tsukiji-okami