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市場と一騎討ち

人類学者のレヴィ·ストロース氏です。

「古代ペルシャ語では、市場のことを「バザール」といいますが、この語は同時に「戦いの日」にも、「協定の日」にも、「威光」にも、「利益」にも、「価値」にもなります。つまり、「市」には、売り手と買い手の一騎討ちという観念が結びついているわけですね。われわれの自由経済で商談成立というのとは違って、相対立する両者の間に一騎討ち、ぶつかりあいがあることは、経済的必要ではなくて、社会的必要なのです。

市というのは、出会うことができるという可能性の面と、出会わなければならないという義務の面とが二つながら存在しているのです。」

 

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  • Author:tsukiji-okami