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火あぶりにされたサンタクロース

1951年のクリスマスに、フランスのディジョンという街で、キリスト教の原理主義的な聖職者により子供たちの目の前でサンタクロース像を火刑にするというショッキングな事件がありました。

当時ヨーロッパは、大戦後で経済が疲弊していました。そこでアメリカは、戦後復興計画をつくりヨーロッパの支援にのりだします。そのお陰でフランスは、徐々に景気が改善していきました。しかし、復興計画と共にアメリカの消費文化も入って来たためそれを警戒した聖職者たちはサンタクロースの火刑を思いついたのです。

レヴィ·ストロース氏の見解はユニークなものです。クリスマスで繰り広げられるアメリカ型の商戦こそが、古代の祭と同じものだというのです。古代では、太陽の力が弱まる冬至の時期は、盛んにお互いに贈り物をして不安定な状況を乗り越えようとしました。現代のクリスマスもプレゼントという形でお互いの信頼を深めることは同じです。

レヴィ·ストロース氏は、資本主義社会は古代社会から発展したと考えるよりは、古代からの知恵があるからこそ現代の資本主義社会が成立しているのだと考えたと思います。今後の資本主義社会を考える上で、大きなヒントになるかもしれません。

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  • Author:tsukiji-okami