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エンデと貨幣の自己増殖

エンデは言います。「私の見るところ、現代のお金がもつ本来の問題は、お金自体が商品として売買されていることです。本来は等価代償であるべきお金が、それ自体が商品になったこと、これが決定的な問題です。このことにおいて、貨幣というものの中に貨幣の本質を歪めるものが入るのではないでしょうか?」「貨幣のグロテスクな自己増殖は、何かの犠牲を伴う黒魔術である。」

規制緩和や市場法改正などの仲卸し業の改変の動きは、経済効率性のみの観点から検討が進んでいます。ここにも、貨幣の黒魔術が働いているのかもしれません。そこにある歴史の積み重ねから生まれる伝統や、自然と人間の社会との関わり方などは、考慮に入っていないようです。

エンデは、貨幣の自己増殖に対し、「ファンタジーで闘いに挑む」とおっしゃってます。エンデの作品には、貨幣の黒魔術に負けない知恵が秘められているかもしれません。

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  • Author:tsukiji-okami