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豊洲が象徴するコモディティ化に対する警告。

コモディティ化とは、市場に出回る商品の個性がなくなり、消費者は値段の安さだけで商品を選ぶことですが、ジャーナリストのレジス·アルノーさんと、料理評論家のフランソワ·シモンさんは警告します。

フランソワ·シモンさん「安全·衛生·効率の名のもとに、巨大アグリビジネスグループが職人に取ってかわろうとしています。築地市場を訪れるたびに、信じられないほどの驚きがありました。東京ほどの現代的な都市のただなかに、このような生の環境を日本人がうまく維持しているなんて思ってもみなかったのです。築地市場では、食材が生きていますが、一方でランジスは終着駅、そこでは木箱や死んだ魚の間を、殺菌消毒された食品のただ中を人は歩むのです。」

レジス·アルノーさん「築地市場から豊洲というアクセス不便で、冷たく病院じみた場所に移転するとなれば、日本の料理人たちも市場へ行くのではなく、オンラインで自らの食材を注文せざるをえなくなる。そうなれば、食材に直接触れることをよしとしていたはずの、飲食店に従事する人々の目利きの力も貧しくなり、ひいては食文化そのものも貧しくなってしまうだろう。」

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  • Author:tsukiji-okami